低電圧アプリケーションのためのマルチモード出力構成を有する自己バイアス装置差動信号回路のための装置および方法
专利摘要:
差動シグナリング回路網、電流源コントローラおよびトランジスタ実装電流源の対を有するディジタルデータ送信装置が開示される。前記電流源コントローラは、前記差動シグナリング回路網の検出された動作モードに基づいて電流源制御信号を生成する。前記トランジスタ実装電流源の対は、前記電流源制御信号に応答して、前記差動出力端子における前記出力電圧レベルを調整するために、供給源電流を選択的に生成する。また、前記ディジタルデータ送信装置は、電流源バルクバイアス信号を生成する電流源バルクバイアス回路も有し、前記電流源バルクバイアス信号は、前記差動シグナリング回路網がある動作モードで動作時に、前記トランジスタ実装電流源の対間の電流リークを遅延させる。 公开号:JP2011505767A 申请号:JP2010536296 申请日:2008-11-26 公开日:2011-02-24 发明作者:チョー ジュンホー;リー チホウ 申请人:エーティーアイ・テクノロジーズ・ユーエルシーAti Technologies Ulc; IPC主号:H03F3-45
专利说明:
[0001] [関連する同時係属出願] 本願は、2007年7月31日出願の同時係属中の当譲受人所有の米国出願第11/830,897号「低電圧アプリケーションのためのマルチモード出力構成を有する自己バイアス装置差動信号回路のための装置および方法」(発明者ジュンホチョー他)の一部継続出願であり、そのすべてを参照して、ここに援用する。また、同出願は、2005年7月15日出願の本譲受人所有の米国出願第11/160,243号「低電圧アプリケーションのためのマルチモード出力構成を有する自己バイアス装置差動信号回路のための装置および方法」(発明者ジュンホ チョー他)の継続出願であり、そのすべてを参照して、ここに援用する。] [0002] 本願は、自己バイアスマルチモード差動信号回路のための装置および方法に関し、より詳細には、低電圧アプリケーションにおいて複数動作モードで動作可能なバイアス回路により差動信号回路の自己バイアス制御を提供することに関する。] 背景技術 [0003] 簡略でコスト効率の高いディジタルデータ転送およびシグナリングのために高帯域幅を実現すべく、高速アナログ回路技術を提供するために差動信号の使用がますます増えている。差動シグナリングの使用は、ディスプレイモニタまたはスクリーンなどのディスプレイ装置にビデオディジタル信号を送信するなどの、数多くの各種アプリケーションで有利であることが実証されている。] [0004] 今日、差動シグナリングにおいて使用されている各種差動シグナリング方式として、低電圧差動シグナリング方式(LVDS)と遷移最小化差動シグナリング(TMDS)の2つの例が挙げられる。これらのタイプの差動シグナリング方式には、それぞれ特有の利点がある。各タイプのシグナリング方式に特有の利点を利用可能とするために、それぞれ異なるシグナリング方式を利用する2以上の動作モードで動作可能な差動シグナリング回路の使用が知られている。例えば、それは、LVDS方式とTMDS方式を切り替えるように動作可能なマルチモード差動出力ドライバを使用することが知られている。しかし、これらの方式はそれぞれ、出力構成と電圧レベルが異なる。例えば、LVDSは1.8ボルト等の低電圧を使用できるが、TMDSは、一般に3.3ボルト等のこれより高い電圧供給を使用する。マルチモード出力ドライバの例として、図1は、LVDSシグナリング、TMDSシグナリングのいずれかを提供するように動作可能なデュアルモード差動シグナリング回路100を示す。回路100は、一対の電流ステアリングトランジスタ102,104を有し、これらはMN1,MN2の符号が付されている。これらのトランジスタは、ID+、ID−の符号を付した入力信号106,108をそれぞれ受け取る。一実施形態では、入力信号106,108は、コア論理(例えば、回路100がその一部を構成しているシステムに関連するCPUまたは他の処理体)などの任意の適切な論理(図示せず)から受信され、一括して送信用のデータを表す。本明細書で使用され「論理」とは、例えば、ハードウェアおよび/またはハードウェアとソフトウェアの適切な組み合わせなどである。例えば、論理には、プロセッサ、メモリ、エンジン、プログラム可能およびプログラム固定式のハードウェア、集積回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、ディジタル信号処理装置(DSP)、およびディスクリート回路素子のどのような組み合わせが含まれてもよい。電流ステアリングトランジスタ102,104と電流源110の組み合わせにより、電流ステアリングトランジスタ102,104にそれぞれ接続された一対の出力112,114からの差動シグナリングが実現される。] 図1 [0005] 回路100が(例えば、何らかのモード制御116の制御下で)LVDSモードで動作するときには、一対の電流源118,120が、スイッチ対122,124を介して出力112,114にそれぞれ接続される。この構成は、定電流源118,120が出力112,114において電流を駆動する電流モード構成として知られている。また、LVDSモードでの動作時には、出力接触子112,114間に終端抵抗130が接続され、その際、終端抵抗130は、一般に、受信器(図示せず)において出力112,114に接続されたライン間に接続される点に留意されたい。説明のみのために、スイッチ126,128により、終端抵抗130が一時的であり、LVDSモードでのみ接続されることが示される。] [0006] TMDSモード動作の場合、このタイプのシグナリングを行うために、開ドレイン構成が実現される。したがって、スイッチ122,124を開くためにモード制御116などの制御が使用され、これにより、内部電圧源VDDへの内部プルアップ構造が、出力112,114に接続されないことが保証される。また、TMDSで一般的な高電圧が、出力112,114に接続される。これが、追加の電圧源132として図1に示され、電圧源132は本例では3.3ボルトである。電圧源132は、受信器(図示せず)においてプルアップ抵抗134,136を介して出力112,114に接続される。また、説明のみのために、電圧源132とプルアップ抵抗134,136とが、スイッチ138,140によって、出力112,114に接続され、この接続がTMDSモード時のみの一時的なものであることが示されている。] 図1 発明が解決しようとする課題 [0007] 図1の回路が、電気通信チップを含むASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ、および差動出力ドライバを有する他のデバイスなどの集積回路内に実装される場合、アプリケーションによっては、内部電圧源VDDに低電圧を使用することが望ましい。例えば、ある種の集積回路では、1.8ボルトの電圧レベルが一般的である。図1の回路などのデュアルモード差動出力ドライバでは、VDD用の低電圧供給と共に、特定のタイプのスイッチ素子がスイッチ122,124に使用される場合、特定の動作モードが問題となる。例えば、VDD用の1.8ボルトの電圧供給と共に、NMOSトランジスタがスイッチ122,124に使用される場合、回路100のLVDSモードの動作が不能となる。詳細には、スイッチ122,124が切断され、このため、LVDSモードの動作に必要な電流源118,120が出力112,114に接続されなくなる。この原因は、NMOSデバイスのゲートとソース間の電圧が低くなり、この結果、電流源118,120から出力112,114に電流が流れず、このため、終端抵抗130に電流が流れなくなるためである。したがって、出力電圧振幅が発生せず、適切なシグナリングが行われない。] 図1 [0008] 別の例では、TMDSモード時に、1.8ボルトの低電圧供給VDDと共に、PMOSトランジスタがスイッチ122,124に使用された場合、回路がこのタイプのシグナリング動作が不能となる。詳細には、PMOSデバイスのダイオード(この例でPMOSデバイス)のフォワードバイアスにより、スイッチ122,124が作動するため、外部高電圧源132(すなわち、3.3ボルト)から1.8ボルトの内部VDD供給への逆リーク電流が発生する。また、これらのPMOSデバイスのドレインからその基板またはバルクへの電流路が形成され、これにより、高いリーク電流が発生し、回路が配置されているチップが発熱し望ましくない。] [0009] したがって、図1の回路などの従来の回路では、上記の問題に対する解決策として、TMDS(スイッチとしてPMOSデバイスを有する)を実装するために、チップ内に追加の高電圧供給を使用していたが、追加の電圧供給のため、設計上の制約および/またはチップコストの上昇を招いていた。また、従来の代替の解決策は、必要な高電圧を低電圧源から生成するために、オンチップの電圧レギュレータを使用していた。生成されたこの高電圧は、回路100のTMDSモード時に、スイッチ122,124(PMOSデバイスによって実装される場合)をバイアスするために使用される。しかし、この場合も、この解決策は、オンチップの電圧レギュレータを使用するために、集積回路のチップ面積を消費してしまうと共に、電力消費が増大する。] 図1 課題を解決するための手段 [0010] 本開示は、少なくとも1つの出力と1つの入力とを有する差動シグナリング回路網を有する差動シグナリング回路に関する。複数のスイッチが設けられ、前記差動シグナリング回路網の動作モードに応じて電源電圧を前記出力に選択的に接続するように構成されている。また、前記回路は、前記複数のスイッチのうちのスイッチと、前記差動シグナリング回路網の前記出力とに動作可能に接続されたスイッチ制御バイアス回路も有する。前記スイッチ制御バイアス回路は、前記少なくとも1つの出力の電圧レベルに基づいて前記スイッチの状態を制御するために、スイッチ制御バイアス電圧を供給するように構成される。更に、バルクバイアス回路が備えられ、前記スイッチに動作可能に接続されている。前記バルクバイアス回路は、前記少なくとも1つの出力の前記電圧レベルに基づいて前記スイッチにバルクバイアス電圧を選択的に供給するように構成されている。] [0011] その出力バイアス電圧が、差動シグナリング回路の出力の電圧によって決まるスイッチ制御バイアス回路と、バルクバイアス回路とを備えることにより、追加の高電圧供給や電圧変換器を必要とせずに、内部電源電圧VDD用の低電圧源を、差動シグナリング回路と共に使用することができる。更に、開示の装置および方法は、1つの低電源により、異なるモード(例えば、LVDSとTMDS)で動作可能な差動シグナリング用の出力ドライバを実現し、電流モード構成と開ドレイン構成間で適切な切替が行われる一方で、例えば、差動シグナリング回路の出力の電圧レベルが内部電圧供給より高いときに、リーク電流経路が阻止される。] [0012] また、電源電圧をマルチモード差動シグナリング回路の出力に選択的に接続するスイッチによって前記差動シグナリング回路を制御するための方法が開示される。前記方法は、前記スイッチに、前記マルチモード差動シグナリング回路の出力の電圧レベルによって決まるレベルで切替バイアス電圧を供給するステップを有する。また、前記スイッチのバルクに、前記マルチモード差動シグナリング回路の前記出力の値によって決まるレベルでバルクバイアス電圧が供給される。] [0013] 更に、本願は、切替回路を有するマルチモード差動シグナリング回路を開示する。前記切換回路は、電圧供給に動作可能に接続された第1の端子と、前記差動シグナリング回路の出力端子に接続された第2の端子とを有する。また、前記切換回路は、前記第1の端子から前記第2の端子への電気伝導を選択的に制御するために制御バイアス電圧に動作可能に接続された制御端子を有し、前記制御バイアス電圧は、前記第2の端子の前記電圧レベルに応じて前記制御バイアス電圧を設定するように構成されたスイッチ制御バイアス回路によって生成される。] [0014] 本開示は、更に、差動シグナリング回路網、トランジスタ実装電流源の対、および電流源コントローラを有するディジタルデータ送信装置に関する。前記電流源コントローラは、例えば、前記差動シグナリング回路網の差動出力端子上の電圧レベルを検出することによって、前記差動シグナリング回路網の検出された動作モードに基づいて、電流源制御信号を生成する。前記トランジスタ実装電流源の対は、前記電流源制御信号に応答して、前記差動出力端子における前記出力電圧レベルを調整するために、供給源電流を選択的に生成する。] [0015] 一実施形態では、前記ディジタルデータ送信装置は、前記差動シグナリング回路網の前記検出された動作モードに基づいて電流源バルクバイアス信号を生成するように動作可能な電流源バルクバイアス回路を更に有する。前記差動シグナリング回路網が前記第1の動作モード(LVDSなど)のときは、前記電流源バルクバイアス信号は、前記トランジスタ実装電流源の対による前記供給源電流の生成を有効にするように動作する。前記差動シグナリング回路網が前記第2の動作モード(TMDSなど)のときは、前記電流源バルクバイアス信号は、前記トランジスタ実装電流源の対間の電流リークを遅延させるように動作する。] [0016] 本開示は、更に、差動出力端子を有する差動シグナリング回路網を使用し、動作モードが検出されると、トランジスタ実装電流源の対を使用して、前記差動出力端子における出力電圧レベルを調整するための供給源電流を選択的に生成することによって、ディジタルデータを送信するための方法に関する。また、前記方法は、なかでも、第1の動作モード時に、前記トランジスタ実装電流源の対による前記供給源電流の生成を有効にするステップと、前記差動シグナリング回路網が第2の動作モードで動作している時に、前記トランジスタ実装電流源の対間の電流リークを遅延させるステップとを有する。] [0017] 更に、本開示は、ここに記載のディジタルデータ送信装置からディジタルデータ出力信号を動作可能に受信できる受信器を有するディジタルデータ受信装置に関し、前記ディジタルデータ出力信号は、前記ディジタルデータ送信装置の差動出力端子上の前記電圧レベルに対応している。] 図面の簡単な説明 [0018] 従来のデュアルモード差動シグナリング回路の例を示す図。 本開示に係るマルチモード差動シグナリング回路の例を示す図。 図2に示した回路の代表的な実装を示す図。 本開示に係る方法の代表的なフローチャート。 本開示の一実施形態による、ディジタルデータ送信装置とディジタルデータ受信装置の例を示すブロック図。 本開示の一実施形態による、コモンモードフィードバック回路およびモード制御論理を有する図5のディジタルデータ送信装置の一部を示し、PMOSトランジスタを使用したトランジスタ実装電流源の対を更に詳細に示すブロック図。 本開示の一実施形態による、図6のバイアストランジスタの一部としての基準電流源の例を示すブロック図。 本開示の一実施形態による、図6の差動シグナリング回路網の一部としてのテール電流源の例を示すブロック図。 本開示の一実施形態による、図6のディジタルデータ送信装置の一部としての電流源バルクバイアス回路と電流源コントローラの例を示すブロック図。 本開示の一実施形態による、図5のディジタルデータ送信装置の一部としての電流源バルクバイアス回路と電流源コントローラの別の例を示すブロック図。 本開示の一実施形態によるディジタルデータ送信装置の動作方法を示すフローチャート。] 図2 図5 図6 実施例 [0019] 以下の詳細な説明では、本開示を完全に理解できるように、具体的な詳細を数多く記載する。しかし、本開示を実施するために、これらの詳細な内容を使用しなくてもよいことは当業者にとって自明である。場合によっては、本発明を不必要にわかりにくくしないように、公知の構造、インタフェースおよびプロセスについては詳しく記載しない。] [0020] 図2は、本開示に係る差動シグナリング回路の例を示す。回路200は、入力信号ID+およびID−にそれぞれ接続された電流ステアリングトランジスタ204,206を有する差動シグナリング回路網202を備える。トランジスタ204,206は、電流ステアリング源209と、符号OUTN,OUTPで示す出力端子の対208,210とに接続されている。また、回路200は、スイッチ対212,214も備え、その端子が、差動シグナリング回路網202の出力208,210に接続されている。スイッチ212,214は、符号VDDで示す供給電圧216を、個々の電流源218,220を介して、出力208,210に選択的に接続する。なお、これらのスイッチ212,214は、図1の従来の回路に示したスイッチ122,124に対応している。] 図1 図2 [0021] スイッチ212,214のそれぞれに、個々のスイッチ制御バイアス回路222,224が関連している。これらの回路222,224は、スイッチ制御バイアス電圧を提供するために、スイッチ212,214にそれぞれ接続されている。この電圧は、スイッチ212,214の状態の制御を実現する。すなわち、スイッチ制御バイアス電圧は、スイッチ212,214をオンまたはオフにする。スイッチ制御バイアス回路222,224は、出力端子208,210にも動作可能に接続されており、出力208または210に存在する電圧レベルに基づいてスイッチ制御バイアス電圧を設定する。より詳細には、回路のLVDSモード時は、スイッチ制御バイアス回路222,224は、電圧供給216と電流源218,220とを、出力208,210に接続するために、スイッチ212,214をそれぞれオンにする特定のレベルの電圧を供給する。逆に、回路200がTMDSモードで動作するときは、出力208,210のレベルが、外部高電圧供給(不図示であるが、図1の供給電圧132に相当する)が接続されることで変更される。したがって、スイッチ制御バイアス回路222,224は、スイッチ212,214がオフにされ、これによりTMDS動作が実現されることを保証するスイッチ制御バイアス電圧を供給するように構成されている。] 図1 [0022] また、シグナリング回路200は、スイッチ212,214にそれぞれ関連する少なくとも2つのバルクバイアス回路226,228を有する。より詳細には、バルクバイアス回路226,228は、スイッチ212,214に動作可能に接続され、出力208,210の電圧レベルに基づいて、スイッチ212,214にバルクバイアス電圧を選択的に供給する。より詳細には、スイッチ212,214は、基板またはバルクを有するMOSトランジスタを使用して実装されており、バルクバイアス回路226,228は、スイッチ212,214のバルクに、リーク電流を防止するために、出力208,210上の出力電圧に対応するレベルのバルクバイアス電圧を供給するように動作可能である。TMDS動作では、例えば、スイッチ制御バイアス回路222,224が、スイッチ212,214をオフにするための制御を行うため、バルクバイアス電圧により、出力端子208,210からスイッチ212,214を通って低内部電圧源216に流れるリーク電流が発生しないことが保証される。] [0023] 上記の説明を鑑みると、図2の回路は、LVDSとTMDSなどの複数の動作モードに汎用の差動シグナリング出力ドライバとなる。スイッチ制御バイアス回路222、バルクバイアス回路226など、出力208,210における出力レベルに自動的に追従する電圧レベルを生成する回路網を提供することによって、この汎用の機能が実現される。更に、図2の回路は、1つの低電圧源を使用して、動作モードに応じてスイッチ212,214がオン、オフされる汎用差動出力ドライバを実装する一方で、出力208の電圧レベル、および210が内部電圧供給216よりも高い場合にリーク電流を防止する。] 図2 [0024] 図3は、図2の回路の特定の実装の回路図を示す。この回路に存在する図2に示したのと同等の素子を参照するために、図3においても同じ参照符号を用いる。図に示すように、スイッチ212,214はPMOSスイッチとして実装され、符号MP3,MP4で示す。これらのスイッチ212,214の切替は、それぞれ、スイッチ制御バイアス回路222,224によって制御される。より詳細には、回路222,224は、スイッチ212,214のゲート306,308に、それぞれ制御バイアス電圧302,304を出力する。また、スイッチ212,214はそれぞれ、バルクバイアス回路226,228にそれぞれ接続された個々の基板またはバルク端子310,312を有する。バルクバイアス回路226,228はそれぞれ、例えばTMDSモード等において、出力208,210が、内部電圧21よりも高い場合にリーク電流路を防止するために、スイッチ212,214のバルク端子にバルクバイアス電圧を供給する。] 図2 図3 [0025] スイッチ制御バイアス回路222,224のそれぞれに、個々にスイッチ314,316が存在する。図3の例では、これらのスイッチ314,316のそれぞれは、符号MP1、MP2が付されており、PMOS型スイッチとして図示されている。これらのスイッチ314,316のゲート318,320が、内部電圧源216に接続されている。2つのスイッチ314,316の別の端子が、出力端子208,21のそれぞれに接続されている。スイッチ314,316の別の端子322、324が、ノード326,328(回路222,224に対して、それぞれ符号X,X’で示す)に接続されている。これらのノード326,328は、それぞれ、スイッチ212,214のゲート端子306,308に接続されている。また、これらのノード326,328は、後述する分圧器330,332にそれぞれ接続されている。] 図3 [0026] 図に示すように、各スイッチ制御バイアス回路222,224は、ノード326,328において電圧を生成するために使用される分圧器330,332をそれぞれ有し、この電圧は出力208,210に比例するが、出力208,210よりも低い。図3は、分圧器330,332が、出力208,210とコモン電圧(例えば接地)との間に接続されたダイオードのチェーンによって構成されることを示す。しかし、当業者が認めるように、電圧の分割を行うためにどのような数の各種デバイスを使用することができる。また、分圧器330,332は、ノード326,328に特定の所望の電圧レベルを与えるために、ダイオードチェーンに介挿されているタップ334,336を有する。] 図3 [0027] 動作時に、分圧器回路330は、スイッチ314,316と連動して機能し、出力端子208,210の電圧レベルに応じてスイッチ314,316の動作を制御する。例えば、出力端子208,210の電圧が内部電圧VDD(216)よりも低い場合、タップ334,336の電圧は、出力端子208,210に比例するが、出力端子208,210の電圧よりも低くなる。したがって、出力端子208,210の電圧が内部電圧供給216より低いため、スイッチ314,316がオフになり、ノード326,328が出力208,210から切り離される。また、分圧器回路330,332により、出力端子208,210とタップ334,336間に電圧降下が発生するため、ノード326,328に存在する低い電圧により、PMOSスイッチ212,214がオンとなるように、制御信号電圧レベル302,304が下がる。スイッチ212,214がオンのときは、LVDS動作などの電流ノード構成用に、電流供給218,220が出力端子208,210に接続される。] [0028] 別例では、プルアップ抵抗器によって3.3ボルト電圧源が出力端子208,210に接続される(例えば、図1参照)TMDSモード時など、出力208,210の電圧が内部電圧216よりも大幅に高くなる。この場合、出力208,210の電圧が内部電圧216よりも大幅に高いため、スイッチ314,316がオンになる。したがって、スイッチ314,316は一般にターンオン抵抗が極めて低くなるように選択されていることから、端子326,328の電圧が、出力電圧208,210と同様の値となり、このため、電圧がほぼ等しくなる。このとき、電圧326,328が、出力端子208,210と同様に高くなるため、スイッチ212,214がオフとなり、これにより、スイッチ212,214の開ドレイン構成が実現されることが保証される。] 図1 [0029] 上の説明に基づいて、スイッチ制御バイアス回路222,224は、各種動作モード(すなわちLVDSモードとTMDSモード)に対して適切なスイッチ制御バイアス電圧302,304を供給するように動作可能である。LVDSモードでは、出力端子208,210は、0.8ボルト〜1.7ボルトの電圧範囲を有し(より一般化すると、0.9V〜1.5Vの電圧範囲を有し)、この値は、代表的なVDD電圧の1.8ボルトよりも低い。したがって、上で説明したように、これらの電圧レベルでスイッチ314,316がオフとなり、これに対して、スイッチ212,214がオンとなる。一方、TMDSモードでは、出力208,210の出力電圧レベルは、通常、2.7ボルト〜3.3ボルト間の電圧となり、この値は、代表的な内部源電圧VDDの1.8ボルトよりも大幅に高い。したがって、上で説明したように、スイッチ314,316がオンとなり、これに対して、スイッチ212,214がオフとなる。] [0030] また、図3の回路300は、上で説明したように、少なくとも1つのバルクバイアス回路も有する。図に示すように、図3の回路は、それぞれ、スイッチ212,214の基板またはバルクをバイアスする機能を担う2つのバルクバイアス回路228,226を有する。バルクバイアス回路226,228のそれぞれは、直列接続されたスイッチ対を有し、このスイッチには、回路226ではMN3とMP5、回路228ではMN4とMP6の符号を付す。また、これらのスイッチは個々に、参照符号338,340,342,344も付されている。図に示すように、スイッチ338,340,342,344のそれぞれは内部電圧源216に接続されている端子を有する。また、直列接続された各対は、NMOSトランジスタ(すなわち、338,342)とPMOSトランジスタ(すなわち、340,344)を有する。このそれぞれのトランジスタ対の接合ノード346,348は、特に回路300がTMDSモードのときに、リーク電流を防止するためのバルクバイアス電圧を供給するために、スイッチ212,214のバルク端子310,312に、それぞれ接続されている。] 図3 [0031] 動作時に、スイッチ338,342(MN3,MN4)は、回路300がLVDSモードで動作するときにはオンとなり、回路300がTMDSモードで動作するときにはオフとなる。より詳細には、LVDSモード時には、スイッチ340,344はオフになる。出力208,210上の共通レベル出力が、約1.2ボルトであるLVDS動作を想定すると、スイッチ340,344がすべてオフとなり、スイッチ338,342がダイオード接続されノードY,Y’がVDDに充電され、このため、VDDが1.8ボルトであると想定すると、ノード346,348(Y,Y’)に存在する電圧が約1.6〜1.7ボルトとなる。しかし、TMDSモードでは、出力208,210に存在する電圧が内部電圧供給電圧216より高いため、スイッチ340,344がオンとなり、ゲート端子とソース端子のいずれもVDD216であるため、スイッチ338,342がオフとなる。このため、約3ボルトの入力または共通電圧の代表的なTMDS出力電圧が3.3ボルトであると想定すると、ノード346,348に存在する電圧レベルが、出力端子208,210の電圧とほぼ等しくなる。換言すれば、出力端子208,210に存在する電圧レベルは、スイッチ212,214のバルク端子に事実上接続される。したがって、スイッチ212,214のバルク端子310,312に、出力端子208,210からこれらのスイッチの基板またはバルクを通って内部電圧216に流れるリーク電流を防止するのに十分な電圧が供給される。] [0032] また、スイッチ314,316は、特に、TMDSモード時に出力端子208,210から内部電圧216へのリーク電流を防止するために、スイッチ314,316のソース端子へのバルク端子接続350,352も有する。また、図3の例では、スイッチ340,344は、これらのスイッチ素子でリーク電流が発生しないことを保証するために、それぞれノード346,348に接続されたバルク端子も有する。] 図3 [0033] 図4は、差動シグナリング回路の出力の電圧レベルに依存する制御バイアススイッチを使用して、図1,2の回路などの複数モード差動シグナリング回路を制御するための方法の例を示す。図に示すように、フローチャート400は開始ブロック402で開始する。初期化後にフローはブロック404に進み、多重差動出力回路のスイッチにバイアス電圧が供給される。これは、例えば、スイッチ212,214にスイッチ制御バイアス電圧を供給するときに、スイッチ制御バイアス回路222,224によって行われる。また、ブロック404において、差動シグナリング回路の出力の電圧レベルに応じて、電圧のレベルが設定される。これは、上で説明したように、例えば、TMDSモード時はスイッチ212または214をオフにするのに十分なレベルであり、かつLVDSモード時はスイッチ212,214が確実にオンになるのに十分なレベルの電圧を供給するスイッチ制御電圧を供給する回路に基づいて行われる。] 図1 図4 [0034] ブロック404と同時に、フローはブロック402からブロック406にも進み、差動シグナリング回路の出力の値に応じて、バルクバイアス電圧がスイッチのバルクに供給される。この場合も、上で説明したように、バルクバイアス回路226,228はこの機能の例となり、スイッチ212,214にリークが発生しないことを保証するのに十分なバルクバイアス電圧を選択的に印加するために、端子208または210における電圧に応じて、スイッチ340または344がオンまたはオフとなる。より詳細には、TMDSモード時に、このモードではオフとなるスイッチ212,214が、これらのデバイスのバルクを通るリーク電流を防止するために確実にバイアスされるように、スイッチ340,344がオンとなる。次に、フローがブロック404,406からブロック408に進み、この方法が終了する。図4に示す方法では、同時に行われる連続ブロック404,406が示されているが、ここに示すプロセスが、図のように同時に行われても、あるいはわずかな時間差で行われてもよい。] 図4 [0035] 上記に基づいて、当業者は、その出力電圧が、差動シグナリング回路の出力の電圧によって自動的に決まるスイッチ制御バイアス回路とバルクバイアス回路とを備えることによって、追加の高電圧供給を必要とすることなく、VDD用の低電圧源のみを使用して、マルチモード差動シグナリング回路の適切な動作が実現できることを認めるであろう。更に、上に開示の装置および方法は、1つの低電源により、異なるモード(例えば、LVDSとTMDS)で動作可能な差動シグナリング回路を実現し、電流モード構成と開ドレイン構成間で適切な切替が行われる一方で、差動シグナリング回路の出力の電圧レベルが、内部電圧供給より高いときに、内部電圧を出力に選択的に接続するスイッチにおけるリーク電流が阻止される。] [0036] 更に、上記の例では特定のPMOSスイッチ素子とNMOSスイッチ素子を開示したが、当業者は、開示の装置および方法を実現するために、適切なスイッチ素子であればどのようなものを使用してもよいことを理解するであろう。また、上記の機能を実現するために他の適切な回路構成が使用されてもよいことも考えられる。] [0037] 更に、図2,3の差動シグナリング回路は、集積回路(図示せず)内に実装されてもよく、これには、例えば、グラフィック処理チップ、電気通信チップを含むASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ、および差動出力ドライバを内蔵している任意の他の回路またはデバイスなどがある。上で説明したように、一部の集積回路のアプリケーションでは、内部電圧源VDD(例えば、1.8ボルト)用の低電圧を使用することが望ましい。このため、複数のモードにわたって低電圧で正常に動作するマルチモード差動シグナリング回路を実装する開示の装置および方法は、集積回路における実装に非常に適している。] 図2 [0038] 図5は、本開示の一実施形態による、ディジタルデータ送信装置502とディジタルデータ受信装置504の例を示すブロック図である。考察されるように、ディジタルデータ送信装置502とディジタルデータ受信装置504とは別の集積回路に配置される。しかし、ディジタルデータ送信装置502とディジタルデータ受信装置504のそれぞれが、同じ集積回路に配置されても、または同じ集積回路パッケージに配置されてもよいと考察される。一実施形態では、ディジタルデータ送信装置502は、差動シグナリング回路網505、電流源バルクバイアス回路506、電流源コントローラ508、およびトランジスタ実装電流源の対I4,I5を有する。] 図5 [0039] 差動シグナリング回路網505は、差動シグナリング回路網202と同じかこれに似ていてもよく、第1の出力端子208、第2の出力端子210、第1のNMOSトランジスタMN1、第2のNMOSトランジスタMN2、およびテール電流源I3(ここでは「電流ステアリング源」とも呼ぶ)を備える。本明細書で使用するように、第1の出力端子208と第2の出力端子210は「差動出力端子」を構成する。図に示すように、第1の出力端子208は第1のNMOSトランジスタMN1の第1の端子に接続され、第1のNMOSトランジスタMN1の第2の端子はテール電流源I3に接続されている。第1のNMOSトランジスタMN1のゲートは、第1の入力信号ID+を受け取るように接続され、第1の入力信号ID+は、任意の適切な論理(例えばコア論理)から生成される。同様に、第2のNMOSトランジスタMN2の第1の端子は、第2の出力端子210に接続され、第2のNMOSトランジスタMN2の第2の端子は、テール電流源I3に接続され、第2のNMOSトランジスタMN2のゲートは、第2の入力信号ID−を受け取るように接続されており、第2の入力信号ID−は、任意の適切な論理(例えばコア論理)から生成される。考察されるように、第1の入力信号ID+と第2の入力信号ID−は一括して、その位置を問わず、任意の適切な受信装置または回路(例えば、ディジタルデータ受信装置504)に送信するためのデータを表す。テール電流源I3は、NMOSトランジスタMN1,MN2の第2の端子と接地との間に接続されている。差動シグナリング回路網505は、NMOSトランジスタとテール電流源を備えて図示されているが、差動シグナリング回路網505は、例えば、どのような適切な1つ以上の回路を使用しても実装することができ、例えば、これには、種類を問わずトランジスタのどのような組み合わせ、受動的または能動な性質を問わず、回路部品または回路素子(集合的に「回路素子」と呼ぶ)が挙げられる。] [0040] トランジスタ実装電流源の対I4,I5は、出力端子208,210のそれぞれと第1の電圧源VDD1 216との間に接続されている。一実施形態では、第1の電圧源VDD1 216は1.8Vであり、ディジタルデータ送信装置の電圧源に対応する。別の実施形態では、後述するように、第1の電圧源VDD1 216は第2の電圧源VDD2 132より低い、任意の適切な電圧源または電圧供給である。一実施形態では、図1の電流源I1,I2は、トランジスタ実装電流源の対I4,I5である。図2,3の定電流源218,220とは異なり、トランジスタ実装電流源の対I4,I5は、スイッチ(例えばスイッチ122,124またはスイッチ212,214)を介して出力端子208,21のそれぞれに接続されていない。このことは、出力端子において、電圧に関してより大きな「余裕(headroom)」が与えられる、すなわち、第1のディジタルデータ出力信号518と第2のディジタルデータ出力信号520の電圧レベルが、より大きな出力電圧ダイナミックレンジを有するようになる。これにより、(下で更に詳細に説明するように)電流源バルクバイアス回路506と電流源コントローラ508とを備えることに加え、トランジスタ実装電流源の「能動的な」対I4,I5を、信号経路に透過的に、有効、無効にできるようになる。] 図1 図2 [0041] 電流源バルクバイアス回路506は、第1の出力端子208と第2の出力端子210のそれぞれと、第1の電圧源VDD1 216とに接続されており、検出された動作モードに基づいて電流源バルクバイアス信号510を生成する。一実施形態では、動作モードは、少なくとも第1の出力端子208と第2の出力端子210のそれぞれにおける電圧レベルに基づいて検出される。トランジスタ実装電流源I4,I5は各々、電流源バルクバイアス信号510を受け取る。電流源バルクバイアス信号510は、限定するものではないが、電圧または任意の情報などの任意の適切な信号であり、この信号は、トランジスタ実装電流源の対I4,I5で受信されると、差動シグナリング回路網505が第2の動作モード(TMDSモードなど)のときは、トランジスタ実装電流源の対I4,I5間で電流リークを遅延させるように動作する。第1の動作モード(LVDSなど)時には、電流源バルクバイアス信号510は、トランジスタ実装電流源I4,I5による電流の生成を可能にできる任意の適切な信号を表す。] [0042] 電流源コントローラ508は、第1の出力端子208と第2の出力端子210のそれぞれに接続され、検出された動作モードに基づいて電流源制御信号512を生成する。一実施形態では、動作モードは、第1の出力端子208と第2の出力端子210のそれぞれにおける電圧レベルに基づいて検出される。下で更に説明するように、第1の動作モード(LVDSモードなど)時に、トランジスタ実装電流源I4,I5は選択的にオンになり、第1の出力端子208と第2の出力端子210のそれぞれに供給源電流を選択的に供給する。換言すれば、トランジスタ実装電流源の対I4,I5は、差動出力端子を第1の電圧源VDD1 216に選択的に接続することによって、差動出力端子における出力電圧レベルを調整するための供給源電流を選択的に生成する。一方、第2の動作モード(TMDSモードなど)では、第1の電圧供給源VDD1 216が第1の出力端子208と第2の出力端子210に接続されないように、トランジスタ実装電流源の対I4,I5が選択的にオフになる。このモードでは供給源電流は生成されない。] [0043] 電流源バルクバイアス回路506と電流源コントローラ508はそれぞれ、どのような適切な回路素子を使用しても実装されると考えられる。同様に、トランジスタ実装電流源の対I4,I5は、少なくとも1つのトランジスタを使用して実装されるが、どのような適切な回路素子を備えてもよい。このため、電流源バルクバイアス回路506、電流源コントローラ508およびトランジスタ実装電流源の対I4,I5は、以下の図に示す特定の実装に限定されない。] [0044] ディジタルデータ送信装置502の第1の出力端子208と第2の出力端子210は、ディジタルデータ受信装置504に接続される。一実施形態では、第1の出力端子208と第2の出力端子210は、任意の適切な相互接続媒体(例えばケーブルまたはプリント回路基板)を介して、ディジタルデータ受信装置504に接続される。ディジタルデータ受信装置は、第1のディジタルデータ出力信号518と第2のディジタル出力信号520とを受信するように接続された受信器514を有する。受信器514は、スイッチ138,140と抵抗R2,R3とを介して第2の電圧源VDD2 132に接続されている。一実施形態では、第2の電圧源VDD2は3.3Vであり、ディジタルデータ受信装置電圧源に対応する。別の実施形態では、第2の電圧源VDD2は第1の電圧源VDD1 216より高い、任意の適切な電圧源または電圧供給である。また、スイッチ126,128を介して、受信器514の入力間に終端抵抗R1が接続されている。一実施形態では、抵抗R2,R3の値が50Ωに設定され、終端抵抗R1の値が100Ωに設定されうる。しかし、どのような適切な抵抗値が選択されていてもよいと考えられる。更に、R1〜R3のそれぞれ、またはそのいずれかを実装するために、抵抗器として機能するように構成された、ほかのどのような適切な回路素子が使用されてもよいことも考察される。] [0045] 図1を参照して上で説明したように、スイッチ138,140とスイッチ126,128とは、これらのスイッチの開閉のタイミングを指示する、モード制御信号516などのモード制御信号(一実施形態では、モード制御116の出力と類似する)を受け取る。モード制御信号516は、例えばコア論理などの任意の適切な論理によって生成されうる。考察されるように、スイッチ138,140は、ディジタルデータ送信装置502(より詳しくは、差動信号回路505)が第2の動作モード(TMDSモードなど)で動作時は閉じ、第1の動作モード(LVDSモードなど)時は開く。逆に、スイッチ126,128は、第1の動作モード(LVDSモードなど)時に閉じ、第2の動作モード(TMDSモードなど)時に開く。理解されるように、ディジタルデータ送信装置502は、第1の動作モードまたは第2の動作モードで動作しているときに、ディジタルデータ受信装置504も同じ動作モードで動作している。受信器514の出力は、(例えば、送信データがビデオデータを表す場合は)、モニタへの表示を生成するために使用されても、任意の適切なメモリに記憶されても、あるいは追加の処理のために使用されてもよい。] 図1 [0046] 考察されるように、図5は、第1の出力端子208と第2の出力端子210のそれぞれで自動的に検出された電圧レベルが、内部電圧源VDD1 216よりも高くなる場合には常に(例えば、第2の動作モード/TMDSモード時に)、トランジスタ実装電流源の能動的な対I4,I5を事実上無効にすることによって、開ドレイン出力ドライバとして安全に動作するために、ディジタルデータ送信装置502の一部または全体に実装されるか、その一部または全体として完全に機能する出力ドライバを提供する。逆に、ディジタルデータ送信装置502の一部または全体に実装されるか、その一部または全体として完全に機能するこの出力ドライバは、第1の動作モード/LVDSモード時には、信号経路に完全に透過的な方法で(すなわち、電流源を出力端子に接続するように設計されたスイッチを使用せずに)、トランジスタ実装電流源の能動的な対I4,I5を有効にすることによって、電流モードに構成された出力ドライバとして安全に動作する。これらの利点や他の利点は、図5に関して述べたものに限られず、図6〜12に関して更に詳細に説明する。] 図10 図11 図5 図6 図7 図8 図9 [0047] 図6は、本開示の一実施形態による、コモンモードフィードバック回路604およびモード制御論理608を有する図5のディジタルデータ送信装置502の一部を示し、PMOSトランジスタMP7,MP8,MP9を使用したトランジスタ実装電流源の対I4,I5を更に詳細に示すブロック図である。PMOSトランジスタMP7,MP8,MP9のそれぞれは、共通のバイアストランジスタMP7を共有する2つの電流ミラーを形成するように構成される。MP7とMP8の接続は、第1の電流ミラー(すなわち、第1のトランジスタ実装電流ミラー電流源)を形成し、一実施形態では、図5の電流源14を表し、MP7とMP9の接続は、第2の電流ミラー(すなわち、第2のトランジスタ実装電流ミラー電流源)を形成し、一実施形態では、図5の電流源15を表す。PMOSトランジスタMP7,MP8,MP9の第1の端子のそれぞれは、第1の電圧源VDD1 216に接続されている。PMOSトランジスタMP7,MP8,MP9のゲートのそれぞれは相互に接続され、電流源コントローラ508から電流源制御信号512を受け取る。PMOSトランジスタMP7の第2の端子は、PMOSトランジスタMP7のゲートに接続され、基準電流源I6にも接続されている。PMOSトランジスタMP8,MP9の第2の端子は、それぞれ、差動シグナリング回路網505の第1の出力端子208と第2の出力端子210に接続されている。PMOSトランジスタMP7,MP8,MP9のそれぞれのバルク端子は、電流源バルクバイアス回路506から電流源バルクバイアス信号510を受け取るように接続されている。] 図5 図6 [0048] バイアストランジスタMP7は、オン状態では、その端子の2つの端子間で基準電流を通過させ、この電流は、基準電流源I6によって生成された電流に相応している。電流ミラー構成のため、PMOSトランジスタMP8とPMOSトランジスタMP9を通る電流は、オンのときに、基準電流源I6によって生成された基準電流をミラー可能である。トランジスタMP8,MP9のそれぞれは、電流源制御信号512(ゲート電圧を制御)、および入力信号ID+およびID−のそれぞれによって選択的にオンになる。MP7〜MP9がオンの場合(すなわち、トランジスタ実装電流源の対I4,I5がオンの場合)、テール電流源I3によって供給されるテール電流が、差動シグナリング回路網505を通る電流を引き出す。] [0049] コモンモードフィードバック回路604が、第1の出力端子208と第2の出力端子210のそれぞれに接続されている。コモンモードフィードバック回路604は、第1のディジタルデータ出力信号518と第2のディジタルデータ出力信号520のそれぞれにおいて検出された電圧レベルに基づいて、コモンモードフィードバック信号606を生成し、これが、テール電流源I3によって供給されるテール電流の量を増減するように動作可能である。コモンモードフィードバック回路は、テール電流を増減させることにより、第1の出力端子208と第2の出力端子210のコモンモード電圧を一定に(または適切に一定に)保持する。一実施形態では、コモンモードフィードバック回路604は、第1の出力端子208と第2の出力端子210において検出された電圧レベルの平均電圧値をとる。別の実施形態では、ディジタルデータ送信装置502の設計に基づいて、第1の出力端子208と第2の出力端子210の平均電圧を略一定に保持するための他の適した任意のアルゴリズムがコモンモードフィードバック回路604によって実装される。平均電圧値がしきい値よりも高い場合、テール電流源I3によって生成されるテール電流が上げられる。逆に、この値がしきい値よりも低い場合、テール電流源I3によって生成されるテール電流が下げられる。考察されるように、コモンモードフィードバック回路は、どのような適切な論理および/または回路素子を使用しても実装することができる。] [0050] モード制御論理608は、バイアストランジスタMP7の基準電流源I6が受け取るモード制御信号516を生成するように動作可能である。モード制御信号516は、差動シグナリング回路網505の動作モードに基づいて、基準電流源I6による基準電流の生成を有効または無効にする。第1の動作モード(LVDSモードなど)時は、基準電流の生成が許可されるように基準電流源I6が有効にされ、第2の動作モード(TMDSモードなど)時は、基準電流源I6が無効にされ、基準電流が生成されなくてもよい。第2の動作モード時に、基準電流源I6の基準電流の生成を無効にすることによって、基準電流が、電流源制御信号512は、同じモードで、トランジスタ実装電流源の対I4,I5をオフにするように動作する電流源制御信号512と競合できなくなる。] [0051] 図7は、本開示の一実施形態による、図6のバイアストランジスタMP7の一部としての基準電流源I6の例を示すブロック図である。基準電流源I6は、NMOSトランジスタMN5,MN6を有するNMOS電流ミラーを備える。NMOSトランジスタMN5の第1の端子は、PMOSトランジスタMP7の第2の端子に接続され、NMOSトランジスタMN5の第2の端子は、接地に接続され、NMOSトランジスタMN5のゲートは、NMOSトランジスタMN6のゲートに接続されている。NMOSトランジスタMN6のゲートは自身の第1の端子に接続され、NMOSトランジスタMN6の第1の端子は電流源I7に接続されている。電流源I7は、第1の電圧源VDD1 216とNMOSトランジスタMN6の第1の端子との間に接続されている。NMOSトランジスタMN6の第2の端子は、接地に接続されている。NMOSトランジスタMN5を通る電流は、オン状態のときに、NMOSトランジスタMN6を通る電流(すなわち、I7によって生成される電流)の複製となる。NMOSトランジスタMN5,MN6をオン、オフし(これにより、基準電流源I6によって生成される基準電流を有効、無効にする)ために、スイッチNMOSトランジスタMN7のゲートがモード制御信号516を受け取るように、スイッチNMOSトランジスタMN7が、NMOSトランジスタMN5,MN6のゲートと接地との間に接続されている。考察されるように、モード制御信号516の値がHigh(例えば、論理1)のときに、NMOS電流ミラーがオンとなり、基準電流源I6によって生成される基準電流が有効にされる。逆に、モード制御信号516の値がLow(例えば、論理0)のときに、NMOS電流ミラーがオフとなり、基準電流源I6によって生成される基準電流が無効にされる。] 図6 図7 [0052] 図8は、本開示の一実施形態による、図5のディジタルデータ送信装置502の一部としてのテール電流源I3の例を示すブロック図である。図に示すように、テール電流源I3は、NMOSトランジスタMN8,MN9を含むNMOS電流ミラーを有し、電流源I8は、NMOSトランジスタMN8の第1の端子に接続されている。NMOSトランジスタMN8,MN9は、上で説明し、図7に示したNMOSトランジスタMN6,MN5と、それぞれ同じように接続されている。図7の基準電流源I6とは異なり、テール電流源I3は、MN7などのスイッチNMOSトランジスタを有さないが、代りに、MN1,MN2の第2の端子間に接続された電流アジャスタNMOSトランジスタMN10を有する。電流アジャスタNMOSトランジスタMN10のゲートがコモンモードフィードバック信号606を受け取り、図6に関して上で説明したようにテール電流源I3によって生成されるテール電流を調整するように動作する。] 図5 図6 図7 図8 [0053] 図9は、本開示の一実施形態による、図6のディジタルデータ送信装置502の一部としての電流源バルクバイアス回路506と電流源コントローラ508の例を示すブロック図である。図に示すように、例示的な電流源バルクバイアス回路506は、第1の電圧源VDD1 216と第1の出力端子208との間に、PMOSトランジスタMP5と直列に接続されたNMOSトランジスタMN3を有する。また、NMOSトランジスタMN3とPMOSトランジスタMP5の両方のゲートが、第1の電圧源VDD1 216に接続されている。また、例示的な電流源バルクバイアス回路506は、第1の電圧源VDD1 216と第2の出力端子210との間に、PMOSトランジスタMP6と直列に接続されたNMOSトランジスタMN4も有する。また、NMOSトランジスタMN4とPMOSトランジスタMP6の両方のゲートが、第1の電圧源VDD1 216に接続されている。PMOSトランジスタMP5,MP6のそれぞれは、自身のそれぞれの第1の端子に接続されたバルク端子を有する。PMOSトランジスタMP5の第1の端子に接続されているNMOSトランジスタMN3の第2の端子は、抵抗R4の第1の端子に接続され、PMOSトランジスタMP6の第1の端子に接続されているNMOSトランジスタMN4の第2の端子は、抵抗R5の第1の端子に接続されている。抵抗R4と抵抗R5とは、分圧器として相互に接続されている。この分圧器の出力が、電流源バルクバイアス信号510である。] 図6 図9 [0054] 一実施形態では、差動シグナリング回路網が第2の動作モード(TMDSモードなど)で動作中に、電流源バルクバイアス信号510の電圧レベルが、出力端子208,210において検出された電圧レベルの平均電圧または平均に近い電圧となるように、抵抗R4と抵抗R5は、同じ値を有する。本明細書で使用される、差動シグナリング回路網が第2の動作モード(TMDSモードなど)で動作中に、出力端子208,210において検出された電圧レベルの「平均に近い電圧」とは、平均電圧に、所定の電圧オフセットを加減した電圧レベルである。しかし、各抵抗の抵抗値が、差動シグナリング回路網505のインピーダンスに著しく影響を及ぼさない程度に十分高い限り、満足な結果を得る(TMDSモード時に、トランジスタ実装電流源I4,I5を通る電流リークを防止または遅延させる)ために、各抵抗にどのような適切な抵抗値を使用してもよい。] [0055] 動作中に、電流源バルクバイアス回路506は、第1の出力端子208と第2の出力端子210のそれぞれにおける電圧レベルを検出する。第1の動作モード(LVDSモードなど)時に、出力端子208,210は、第1の電圧源VDD1 216に依存し、一般に、0.9V〜1.5Vの範囲(VDD1 216が1.8Vまたはその近傍に設定される場合に可能)内の電圧振幅を支持する。このため、この範囲の低電圧によって論理0が表され、この範囲のこれより高電圧によって論理1が表されうる。第1のモード(LVDSモードなど)時に、PMOSトランジスタMP5,MP6のそれぞれがオフとなり(すなわち、開回路のように動作し)、NMOSトランジスタMN3,MN4のそれぞれがオンとなる(すなわち、短絡のように動作する)。このため、抵抗R4,R5による電圧分割後に、R4=R5であると仮定すると、電流源バルクバイアス信号510は、第1の電圧源VDD1 216における電圧レベル(すなわち、1.8Vから適切な電圧降下を引いた値)とほぼ等しい。電流源バルクバイアス信号510をほぼ第1の電圧源VDD1 216の値に設定することにより、PMOSトランジスタMP7,MP8,MP9が電流ミラーとして機能することが可能となる。] [0056] 第2のモード(TMDSなど)時に、出力端子208,210は、電圧源VDD2 132に依存し、一般に、2.7V〜3.3Vの範囲(VDD2が3.3Vまたはその近傍に設定される場合に可能)内の電圧振幅を支持する。このため、この範囲の低電圧によって論理0が表され、この範囲のこれより高電圧によって論理1が表されうる。このモード時に、PMOSトランジスタMP5,MP6のそれぞれがオンとなり(すなわち、短絡のように動作し)、NMOSトランジスタMN3,MN4のそれぞれがオフとなる(すなわち、開回路のように動作する)。このため、抵抗R4,R5による電圧分割後に、R4=R5であると仮定すると、電流源バルクバイアス信号510は、第1の出力端子208と第2の出力端子210において検出された電圧レベルの平均電圧とほぼ等しい。このモード時に、電流源バルクバイアス信号510を、第1の出力端子208と第2の出力端子210において検出された電圧レベルの平均値に設定することは、トランジスタ実装電流源の対I4,I5のPMOSトランジスタMP8,MP9に対するバイアス効果を有し、このモード時に、高電圧の出力端子208,210からPMOSトランジスタMP8,MP9を通って低電圧第1の電圧源VDD1 216に流れる電流リークを、事実上遅延させるように機能する。] [0057] 電流源コントローラ508は、第1の出力端子208と、第1の交差結合PMOSトランジスタ対および第2の交差結合PMOSトランジスタ対の第1の入力との間に接続されたPMOSトランジスタMP10を有する。また、電流源コントローラ508は、第2の出力端子210と、第1の交差結合PMOSトランジスタ対および第2の交差結合PMOSトランジスタ対の第2の入力との間に接続されたPMOSトランジスタMP11を有する。第1の交差結合PMOSトランジスタ対は、PMOSトランジスタMP12,MP13を有し、第2の交差結合PMOSトランジスタ対は、PMOSトランジスタMP14,MP15を有する。PMOSトランジスタMP10,MP11のゲートは、第1の電圧源VDD1 216に接続されている。第1の交差結合PMOSトランジスタ対の出力は、第1および第2のトランジスタ実装電流源I4,I5のPMOSトランジスタMP7〜MP9のそれぞれのゲートに接続されている。第2の交差結合PMOSトランジスタ対の出力は、ダイオード接続PMOSトランジスタMP16の第2の端子に接続され、PMOSトランジスタMP16は、その第1の端子において、第1の電圧源VDD1 216に接続され、弱電流源のように動作する。ダイオード接続PMOSトランジスタMP16の第2の端子は、パススルーPMOSトランジスタMP17のゲートに接続されている。図9に点線で示すように、パススルーPMOSトランジスタMP17の第1の端子は、以下に示す理由により、PMOSトランジスタMP10,MP11の第2の端子の一方に接続される。パススルーPMOSトランジスタMP17の第2の端子は、第1および第2のトランジスタ実装電流源I4,I5のPMOSトランジスタMP7〜MP9のそれぞれのゲートに接続されている。第1の交差結合PMOSトランジスタ対MP12,MP13および/またはパススルーPMOSトランジスタMP17によって供給される、第1および第2のトランジスタ実装電流源I4,I5のPMOSトランジスタMP7〜MP9のそれぞれのゲートにおける電圧が、電流源制御信号512を表す。] 図9 [0058] 動作時に、第1のモード(LVDSなど)では、PMOSトランジスタMP10,MP11のそれぞれがオフとなる(すなわち、開回路のように動作する)。このため、このモード時は、電流源制御信号512によって供給される電圧レベルが、フローティング/高インピーダンス(Z)値となる。これにより、トランジスタ実装電流源I4,I5のPMOSトランジスタMP7〜MP9のそれぞれが、バイアストランジスタMP7の基準電流源I6によって制御されるオン状態となる。しかし、第2のモード(TMDSなど)では、PMOSトランジスタMP10,MP11のそれぞれがオンでとなる(すなわち、短絡のように動作する)。PMOSトランジスタMP10の第2の端子(ノードX)における電圧レベルは、第1の出力端子208において検出された電圧レベルから、適切な電圧降下を引いた値にほぼ等しくなる。同様に、PMOSトランジスタMP11の第2の端子(ノードY)における電圧レベルは、第2の出力端子210において検出された電圧レベルから、適切な電圧降下を引いた値にほぼ等しくなる。XとYが異なる場合、第1の交差結合PMOSトランジスタ対と第2の交差結合PMOSトランジスタ対の出力は、XとYの高いほうの電圧から適切な電圧降下を引いた値(すなわち、3.3V−適切な電圧降下)にほぼ等しくなる。同時に、パススルーPMOSトランジスタMP17がオフとなり(すなわち、開回路のように動作し)、電流源制御信号512によって供給される電圧レベルは、第1の交差結合PMOSトランジスタ対MP12,MP13によって事実上供給され、前述のように、XとYの高いほうの電圧から適切な電圧降下を引いた値に設定される。しかし、XとYが等しい場合、第1の交差結合PMOSトランジスタ対と第2の交差結合PMOSトランジスタ対の出力はフローティング/高インピーダンス(Z)値となる。しかし、ダイオード接続PMOSトランジスタMP16により、かつパススルーPMOSトランジスタMP17の第1の端子がXまたはYのいずれかに接続されているため(X=Yであるため、第1の端子がX、Yのいずれに接続されているかは問わない)、パススルーPMOSトランジスタMP17がオンとなり(すなわち、短絡のように動作し)、電流源制御信号512は、XまたはYの電圧レベルから適切な電圧降下を引いた値(すなわち、3.3V−適切な電圧降下)にほぼ等しくなる。このため、TMDSモード時は、PMOSトランジスタMP7〜MP9はオフとなる。] [0059] 以上まとめると、第1のモード(LVDSなど)時は、電流源制御信号512は、フローティングの電圧レベル、すなわち、高いインピーダンス(Z)値を有する。これにより、(基準電流源I6もオンである限り)トランジスタ実装電流源の対I4,I5のPMOSトランジスタMP7〜MP9がオンになることができる。第2のモード(TMDSなど)時は、電流源制御信号512は、これより高い(例えば、約2.7Vなどの)電圧レベルを有し、トランジスタ実装電流源の対I4,I5のPMOSトランジスタMP7〜MP9をオフにするように動作する。] [0060] 図10は、本開示の一実施形態による、図6のディジタルデータ送信装置505の一部としての電流源バルクバイアス回路506と電流源コントローラ508の別の例を示すブロック図である。電流源バルクバイアス回路506は、図9の実装と同じように実装され動作する。しかし、電流源バルクバイアス回路506は異なって実装される。図10の電流源バルクバイアス回路506は、電流源コントローラ508と同じ構成要素を有するが、図9に関して上で説明したように接続されたNMOSトランジスタMN3,MN4も有する。図に示すように、電流源バルクバイアス回路506は分圧器R4,R5を使用する必要がなく、PMOSトランジスタMP5,MP6も使用する必要がない。] 図10 図6 図9 [0061] 図10の電流源バルクバイアス回路506の動作中、第1のモード(LVDSなど)では、NMOSトランジスタMN3,MN4がオンになり、PMOSトランジスタMP10,MP11がオフになる。このため、このモードでは、電流源バルクバイアス信号510は、第1の電圧源VDD1 216から適切な降下を引いた電圧レベルとほぼ等しくなる。第2のモード(TMDSなど)時にPMOSトランジスタMP10,MP11がオンになり、NMOSトランジスタがオフになる。このため、このモード時に、電流源バルクバイアス信号510は、電流源制御信号512に等しくなる。図10に示す実施形態では、第2のモード時の電流源バルクバイアス信号510は、図9の同じモードでの同じ信号の電圧レベルよりも高い電圧レベルを有し、このため、トランジスタ実装電流源I4,I5を通る電流リークからより確実に保護する。しかし、図に示すように、この2通りの設計実装間のトレードオフは、チップ面積(real estate)の消費である。図10のブロック図の実装は、図9のブロック図の実装よりも、チップ面積の点の消費が大きい。] 図10 図9 [0062] 図11は、本開示の一実施形態による、ディジタルデータ送信装置の動作方法を示すフローチャートである。この方法は、ブロック1102で開始し、ここでは、図5のディジタルデータ受信装置504に送信するために、ディジタルデータ受信装置に送信するために、例えば、何らかの適切な論理が、ID+、ID−などの入力信号を生成する。方法は、ブロック1104に進み、差動出力端子を有する差動シグナリング回路網を動作させる。一実施形態では、これは、各実施形態で説明したように差動出力端子208,210を有する差動シグナリング回路網505を動作させることに対応する。] 図11 図5 [0063] 任意選択で、この方法はブロック1106を有し、このブロックでは、差動シグナリング回路網の検出された動作モードに基づいて電流源制御信号が生成される。一実施形態では、これは、例えば、図5,9を参照して説明したか、あるいはほかの場合に説明した電流源コントローラなどの電流源コントローラを使用して、差動出力端子208,210における電圧レベルを検出することに対応する。また、本方法は任意選択でブロック1108を有してもよく、このブロックでは、トランジスタ実装電流源I4,I5などのトランジスタ実装電流源の対に電流源制御信号が供給される。これも、図5〜10の各実施形態において上で説明したように、電流源制御信号を電流源コントローラ508が送信する(これをトランジスタ実装電流源の対I4,I5が受信する)ことに対応しうる。] 図10 図5 図6 図7 図8 図9 [0064] 本方法は、ブロック1110に進み、差動シグナリング回路網の検出された動作モードに応答して、差動出力端子における出力電圧レベルを調整するために、トランジスタ実装電流源の対を使用して、供給源電流が選択的に生成される。一実施形態では、これは、差動出力端子208,210における出力電圧レベルを調整するために、トランジスタ実装電流源の対I4,I5を使用して、供給源電流を生成することに対応しうる。一実施形態では、ブロック1110は、差動シグナリング回路網が第1の動作モードのときに、例えば、前述のように電流源バルクバイアス電流510を使用して、トランジスタ実装電流源の対による供給源電流の生成を有効にすることも有しうる。任意選択で、本方法は、差動シグナリング回路網が第2の動作モードで動作時に、トランジスタ実装電流源の対間の電流リークが遅延されるブロック1112を有する。一実施形態では、これは、差動シグナリング回路網505が第2の動作モード(TMDSモードなど)のときに、電流源バルクバイアス信号510が、I4とI5間の電流リークを遅延させるように機能するように、電流源バルクバイアス信号510がトランジスタ実装電流源I4,I5によって受信されることに対応する。最後に、この方法は、ブロック1114で終了し、例えば、差動出力端子208,210における電圧レベルが、ディジタルデータ受信装置504などの任意の適切な受信体に送られる。] [0065] したがって、本開示の一実施形態は、ディジタルデータ送信装置502などのディジタルデータ送信装置の一部または全体に実装されるマルチモード自己バイアス出力ドライバを提供する。ディジタルデータ送信装置502は、電流モード構成または開ドレイン構成の一方において動作するように、差動シグナリング回路網505を構成する。電流モード構成は、第1の動作モード(LVDSモードなど)に対応し、このモードでは、トランジスタ実装電流源の能動的な対I4,I5が、電圧源VDD1 216と第1の出力端子208と第2の出力端子210との間に、信号経路に透過的に接続される。開ドレイン構成は、第2の動作モード(TMDSモードなど)に対応し、このモードでは、トランジスタ実装電流源の能動的な対I4,I5が事実上無効にされ、トランジスタ実装電流源の対I4,I5を通る逆電流が遅延される。] [0066] 本明細書に記載した例の上記の詳細な説明は、例示および説明のみを意図としており、限定を意図するものではない。例えば、第1の動作モードと第2の動作モードは、それぞれ、LVDSモードとTMDSモードに対応するとして説明したが、本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、本明細書に記載した構成を使用して、他のどのような適切な動作シグナリングモードも実装できることが考察される。このため、本願は、上に開示し、添付の特許請求の範囲に記載した基本的な基礎をなす原理の範囲内のあらゆる変更例、変更例または均等物をすべてカバーすることが考察される。]
权利要求:
請求項1 差動出力端子を有する差動シグナリング回路網と、前記差動シグナリング回路網の検出された動作モードに基づいて電流源制御信号を生成するように動作可能な電流源コントローラと、前記電流源制御信号に応答して、前記差動出力端子における前記出力電圧レベルを調整するために、供給源電流を選択的に生成するように動作可能なトランジスタ実装電流源の対とを備える、ディジタルデータ送信装置。 請求項2 前記差動シグナリング回路網の前記検出された動作モードに基づいて電流源バルクバイアス信号を生成するように動作可能な電流源バルクバイアス回路を更に備え、前記差動シグナリング回路網は第1の動作モードおよび第2の動作モードの一方で動作することが可能であり、前記電流源バルクバイアス信号は、前記差動シグナリング回路網が前記第2の動作モードで動作時に、前記トランジスタ実装電流源の対間の電流リークを遅延させるように動作可能である、請求項1に記載のディジタルデータ送信装置。 請求項3 前記差動シグナリング回路網が前記第1の動作モードで動作時に、前記電流源バルクバイアス信号は、前記トランジスタ実装電流源の対による前記供給源電流の生成を有効にするように動作可能である、請求項2に記載のディジタルデータ送信装置。 請求項4 前記トランジスタ実装電流源の対は、前記ディジタルデータ送信装置に電力を供給するように動作可能な第1の電圧源と前記差動出力端子のそれぞれの出力端子との間を動作可能に結合され、前記差動出力端子は、第2の電圧源に動作可能に接続されたディジタルデータ受信装置に動作可能に結合され、前記第2の電圧源は前記ディジタルデータ受信装置に電力を供給するように動作可能である、請求項1に記載のディジタルデータ送信装置。 請求項5 前記差動出力端子における前記出力電圧レベルは前記差動シグナリング回路網の第1の動作モード時は第1の電圧振幅内にあり、第2の動作モード時は第2の電圧振幅内にある、請求項1に記載のディジタルデータ送信装置。 請求項6 前記差動出力端子は第1の差動出力端子および第2の差動出力端子を有し、前記差動シグナリング回路網は第1の入力信号および第2の入力信号に応答し、前記トランジスタ実装電流源の対は、前記電流源制御信号に応答し、かつ更に前記第1の入力信号に基づいて、前記第1の差動出力端子における前記出力電圧レベルを調整するために、第1の供給源電流を選択的に生成するように動作可能な第1のトランジスタ実装電流ミラー電流源と、前記第2の入力信号に基づいて、前記第2の差動出力端子における前記出力電圧レベルを調整するために、第2の供給源電流を選択的に生成するように動作可能な第2のトランジスタ実装電流ミラー電流源とを有する、請求項1に記載の作動データ送信装置。 請求項7 前記電流源コントローラおよび前記電流源バルクバイアス回路のそれぞれは、前記差動出力端子における前記電圧レベルを検出することによって、前記差動回路の前記動作モードを検出するように動作可能である、請求項2に記載のディジタルデータ送信装置。 請求項8 前記差動出力端子は第1の出力端子および第2の出力端子を有し、前記電流源コントローラは、第1の端子、第2の端子およびゲートを有し、前記第1の端子は第1の出力端子に動作可能に接続されている第1のPMOSトランジスタと、第1の端子、第2の端子およびゲートを有する第2のPMOSトランジスタであって、前記第2のPMOSトランジスタの前記第1の端子は前記第2の出力端子に動作可能に接続され、前記第2のPMOSトランジスタの前記ゲートは前記第1のPMOSトランジスタの前記ゲートと、前記ディジタルデータ送信装置に電力を供給するように動作可能な電圧源とに動作可能に接続されている第2のPMOSトランジスタと、それぞれが2つの入力端子と出力端子とを有する第1の交差結合PMOSトランジスタ対および第2の交差結合PMOSトランジスタ対であって、前記第1の交差結合PMOSトランジスタ対および第2の交差結合PMOSトランジスタ対のそれぞれの一方の入力端子は前記第1のPMOSトランジスタの前記第2の端子に接続され、前記第1の交差結合PMOSトランジスタ対および第2の交差結合PMOSトランジスタ対のそれぞれのもう一方の入力端子は前記第2のPMOSトランジスタの前記第2の端子に接続されている第1の交差結合PMOSトランジスタ対および第2の交差結合PMOSトランジスタ対と、第1の端子、第2の端子およびゲートを有する第3のPMOSトランジスタであって、前記第3のPMOSトランジスタの前記第1の端子と、前記第3のPMOSトランジスタの前記ゲートとが、前記第1の電圧源に接続されるように、前記第3のPMOSトランジスタはダイオード接続PMOSトランジスタとして接続されている第3のPMOSトランジスタと、第1の端子、第2の端子およびゲートを有する第4のPMOSトランジスタとを備え、前記第4のPMOSトランジスタの前記第1の端子は、前記第1のPMOSトランジスタの前記第2の端子または前記第2のPMOSトランジスタの前記第2の端子の一方に動作可能に接続され、前記第4のPMOSトランジスタの前記ゲートは前記第3のPMOSトランジスタの前記第2の端子と前記第2の交差結合PMOSトランジスタの対の前記出力端子とに動作可能に接続され、前記第4のPMOSトランジスタの前記第2の端子は前記第1の交差結合PMOSトランジスタの対の前記出力端子に動作可能に接続され、前記第4のPMOSトランジスタの前記第2の端子における前記電圧レベルは前記電流源制御信号を表す、請求項1に記載のディジタルデータ送信装置。 請求項9 前記差動シグナリング回路網は第1の動作モードまたは第2の動作モードの一方で動作可能であり、前記第1の動作モードは低電圧差動シグナリング方式(LVDS)モードであり、前記第2の動作モードは遷移最小化差動シグナリング(TMDS)モードである、請求項1に記載のディジタルデータ送信装置。 請求項10 前記差動出力端子における前記出力電圧レベルはビデオデータを表す、請求項1に記載のディジタルデータ送信装置。 請求項11 前記電流源バルクバイアス回路は、第1の入力、第2の入力、および出力を有し、前記出力における前記電圧レベルは、前記差動出力端子における平均電圧レベルまたは前記電圧レベルの平均に近い電圧レベルを表す分圧器と、第1の端子、第2の端子およびゲートを有し、前記第1の端子および前記ゲートは前記ディジタルデータ送信装置に電力を供給するように動作可能な第1の電圧源に動作可能に接続され、前記第2の端子は前記分圧器の前記第1の入力に動作可能に接続されている第1のNMOSトランジスタと、第1の端子、第2の端子およびゲートを有する第2のNMOSトランジスタであって、前記第2のNMOSトランジスタの前記第1の端子および前記ゲートは前記第1の電圧源に動作可能に接続され、前記第2の端子は前記分圧器の前記第2の入力に動作可能に接続されている第2のNMOSトランジスタと、第1の端子、第2の端子およびゲートを有する第1のPMOSトランジスタであって、前記第1のPMOSトランジスタの前記第1の端子は前記第1のNMOSトランジスタの前記第2の端子に動作可能に接続され、前記第1のPMOSトランジスタの前記第2の端子は前記差動出力端子の第1の出力端子に動作可能に接続され、前記第1のPMOSトランジスタの前記ゲートは前記第1の電圧源に動作可能に接続されている第1のPMOSトランジスタと、第1の端子、第2の端子およびゲートを有する第2のPMOSトランジスタとを備え、前記第2のPMOSトランジスタの前記第1の端子は前記第2のNMOSトランジスタの前記第2の端子に動作可能に接続され、前記第2のPMOSトランジスタの前記第2の端子は前記差動出力端子の第2の出力端子に動作可能に接続され、前記第2のPMOSトランジスタの前記ゲートは前記第1の電圧源に動作可能に接続され、前記分圧器の前記出力における電圧レベルは前記電流源バルクバイアス信号を表す、請求項2に記載のディジタルデータ送信装置。 請求項12 前記電流源バルクバイアス回路は、第1の端子、第2の端子およびゲートを有し、前記第1の端子および前記ゲートは、前記ディジタルデータ送信装置に電力を供給するように動作可能な第1の電圧源に動作可能に接続されている第1のNMOSトランジスタと、第1の端子、第2の端子およびゲートを有する第2のNMOSトランジスタであって、前記第2のNMOSトランジスタの前記第1の端子および前記ゲートは前記第1の電圧源に動作可能に接続され、前記第2の端子は前記第1のNMOSトランジスタの前記第2の端子に動作可能に接続されている第2のNMOSトランジスタと、第1の端子、第2の端子およびゲートを有し、前記第1の端子は前記差動出力端子の第1の出力端子に動作可能に接続されている第1のPMOSトランジスタと、第1の端子、第2の端子およびゲートを有する第2のPMOSトランジスタであって、前記第2のPMOSトランジスタの前記第1の端子は前記第2の出力端子に動作可能に接続され、前記第2のPMOSトランジスタの前記ゲートは前記第1のPMOSトランジスタの前記ゲートと前記第1の電圧源とに動作可能に接続されている第2のPMOSトランジスタと、それぞれが2つの入力端子と出力端子とを有する第1の交差結合PMOSトランジスタ対および第2の交差結合PMOSトランジスタ対であって、前記第1の交差結合PMOSトランジスタ対および第2の交差結合PMOSトランジスタ対のそれぞれの一方の入力端子は前記第1のPMOSトランジスタの前記第2の端子に接続され、前記第1の交差結合PMOSトランジスタ対および第2の交差結合PMOSトランジスタ対のそれぞれのもう一方の入力端子は、前記第2のPMOSトランジスタの前記第2の端子に接続されている第1の交差結合PMOSトランジスタ対および第2の交差結合PMOSトランジスタ対と、第1の端子、第2の端子およびゲートを有する第3のPMOSトランジスタであって、前記第3のPMOSトランジスタの前記第1の端子と前記第3のPMOSトランジスタの前記ゲートとが前記第1の電圧源に接続されるように、前記第3のPMOSトランジスタはダイオード接続PMOSトランジスタとして接続されている第3のPMOSトランジスタと、第1の端子、第2の端子およびゲートを有する第4のPMOSトランジスタとを備え、前記第4のPMOSトランジスタの前記第1の端子は前記第1のPMOSトランジスタの前記第2の端子または前記第2のPMOSトランジスタの前記第2の端子の一方に動作可能に接続され、前記第4のPMOSトランジスタの前記ゲートは前記第3のPMOSトランジスタの前記第2の端子と前記第2の交差結合PMOSトランジスタの対の前記出力端子とに動作可能に接続され、前記第4のPMOSトランジスタの前記第2の端子は前記第1の交差結合PMOSトランジスタの対の前記出力端子とノードを形成している前記第1のNMOSトランジスタおよび前記第2のNMOSトランジスタの前記第2の端子とに動作可能に接続され、前記ノードにおける電圧レベルは前記電流源バルクバイアス信号を表す、請求項2に記載のディジタルデータ送信装置。 請求項13 差動出力端子を有する差動シグナリング回路網を動作させるステップと、前記差動シグナリング回路網の検出された動作モードに応答して、前記差動出力端子における出力電圧レベルを調整するために、トランジスタ実装電流源の対を使用して、供給源電流を選択的に生成するステップとを含む、ディジタルデータを送信するための方法。 請求項14 前記差動シグナリング回路網の前記検出された動作モードに基づいて電流源制御信号を生成するステップと、前記トランジスタ実装電流源の対が、前記電流源制御信号に応答して前記供給源電流を選択的に生成するように動作可能なように、前記トランジスタ実装電流源の対に前記電流源制御信号を供給するステップを更に含む、請求項13に記載の方法。 請求項15 前記差動シグナリング回路網は第1の動作モードまたは第2の動作モードの一方で動作可能であり、前記差動シグナリング回路網が前記第2の動作モードで動作時に、前記トランジスタ実装電流源の対間の電流リークを遅延させるステップを更に含む、請求項13に記載の方法。 請求項16 前記トランジスタ実装電流源の対間の電流リークを遅延させるステップは、前記差動シグナリング回路網の前記検出された動作モードに基づいて電流源バルクバイアス信号を生成するステップと、前記差動シグナリング回路が前記第2の動作モードで動作時に、前記電流源バルクバイアス信号が、前記トランジスタ実装電流源の対間の電流リークを遅延させるように動作可能なように、前記トランジスタ実装電流源の対に前記電流源バルクバイアス信号を供給するステップを含む、請求項15に記載の方法。 請求項17 トランジスタ実装電流源の対を使用して供給源電流を選択的に生成するステップは、前記差動シグナリング回路網が前記第1の動作モードで動作時に、前記トランジスタ実装電流源の対による前記供給源電流の生成を有効にするステップを含む、請求項13に記載の方法。 請求項18 前記差動出力端子における前記出力電圧レベルは、前記差動シグナリング回路網の第1の動作モード時は第1の電圧振幅内にあり、第2の動作モード時は第2の電圧振幅内にある、請求項13に記載の方法。 請求項19 前記差動シグナリング回路網は、第1の動作モードおよび第2の動作モードの一方で動作可能であり、前記第1の動作モードは低電圧差動シグナリング方式(LVDS)モードであり、前記第2の動作モードは遷移最小化差動シグナリング(TMDS)モードである、請求項13に記載の方法。 請求項20 前記差動出力端子における前記出力電圧レベルはビデオデータを表す、請求項13に記載の方法。 請求項21 差動出力端子を有する差動シグナリング回路網と、前記差動シグナリング回路網の検出された動作モードに基づいて電流源制御信号を生成するように動作可能な電流源コントローラと、前記電流源制御信号に応答して、前記差動出力端子における前記出力電圧レベルを調整するために、供給源電流を選択的に生成するように動作可能なトランジスタ実装電流源の対とを有し、前記差動出力端子における前記出力電圧レベルはディジタルデータ出力信号を表す、ディジタルデータ送信装置からディジタルデータ出力信号を受信できる受信器を備えるディジタルデータ受信装置。 請求項22 前記ディジタルデータ送信装置は、前記差動シグナリング回路網の前記検出された動作モードに基づいて電流源バルクバイアス信号を生成するように動作可能な電流源バルクバイアス回路を更に有し、前記差動シグナリング回路網は第1の動作モードまたは第2の動作モードの一方で動作することが可能であり、前記電流源バルクバイアス信号は前記差動シグナリング回路網が前記第2の動作モードで動作時に前記トランジスタ実装電流源の対間の電流リークを遅延させるように動作可能である、請求項21に記載のディジタルデータ受信装置。 請求項23 前記差動シグナリング回路網が前記第1の動作モードで動作時に、前記電流源バルクバイアス信号は前記トランジスタ実装電流源の対による前記供給源電流の生成を有効にするように動作可能である、請求項22に記載のディジタルデータ受信装置。 請求項24 前記差動シグナリング回路網は第1の動作モードおよび第2の動作モードの一方で動作可能であり、前記第1の動作モードは低電圧差動シグナリング方式(LVDS)モードであり、前記第2の動作モードは遷移最小化差動シグナリング(TMDS)モードである、請求項21に記載のディジタルデータ受信装置。 請求項25 前記ディジタルデータ出力信号はビデオデータを表す、請求項21に記載のディジタルデータ受信装置。
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